大阪市北区の中之島にある国立国際美術館では、2024年11月2日(土)から2025年1月26日(日)にかけて、『線表現の可能性』を開催。古くから線は、画を制作するときの下絵や輪郭を描くために用いられていました。
20世紀に入ってからは線そのものに芸術性を見出す作品も登場し、線が持つ意味合いは多様化しています。本展覧会では主に版画と素描を展示し、線表現の可能性を考察します。
線表現の可能性を示した現代美術作品を約150点展示
本展覧会では、線表現の可能性を示している現代美術作品を約150点展示します。カラフルな直線を格子状に交差させた『ガルブ』(ベルナール・フリズ)や、線を用いて住宅の景色を描いた『家と駐車場』(須藤由希子)など、さまざまな作品が登場します。
版画や素描だけでなく、絵画・彫刻・写真と、作品ジャンルのバリエーションの豊富さも、本展覧会の魅力のひとつです。線でどのような表現ができるのか、1点1点じっくり観察しながら鑑賞してみましょう。
展覧会チケットで同時開催のコレクション展も鑑賞できる
国立国際美術館では『線表現の可能性』と同時進行で、コレクション展の開催も予定しています。コレクション展を鑑賞する際は追加でチケットを購入する必要がなく、『線表現の可能性』のチケット1枚で両方を鑑賞することが可能です。
コレクション展では、女性が登場する作品を展示する予定です。芸術の秋を楽しみに、ぜひコレクション展の展示室にも足を運んでみてください。
展覧会概要
会期:2024年11月2日(土)~2025年1月26日(日)
会場:〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島4-2-55
国立国際美術館 B3階展示室
開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
※金曜日・土曜日は10:00~20:00(最終入館19:30)
休館日:毎週月曜日、年末年始
※2024年11月4日(月)・2025年1月13日(月)は開館し、2024年11月5日(火)・2025年1月14日(火)は休館日とする
※年末年始は2024年12月28日(土)~2025年1月4日(水)
入館料:一般1,200円、大学生700円、高校生以下・18歳未満無料
※20名以上での来館で団体料金を適用
※金曜日・土曜日の17:00~20:00に来館した方は夜間割引料金を適用
※心身に障がいがある方と付添人1名まで無料(要証明)
公式サイト:https://www.nmao.go.jp/