兵庫県姫路市にある姫路市立美術館では、2023年5月3日(水・祝)から同年11月26日(日)にかけて、展覧会『令和5年度 庭園アートプロジェクト 中谷芙二子《白い風景―原初の地球》霧の彫刻 #47769』を開催。

中谷芙二子(なかやふじこ)氏は、人工の霧を使った芸術作品を制作している現代アーティストで、「霧の彫刻家」とも呼ばれています。2022年に文化功労者に選出され、2023年にはイスラエルのウルフ財団が主催するウルフ賞の芸術部門を受賞しました。

姫路市立美術館で開催する本展覧会では、国内外から高い評価を受けている中谷芙二子氏の作品を無料で鑑賞できます。会期は約半年と長めのため、一度は実際に現地で見てみたい展覧会です。

重厚な建物が真っ白な霧に包まれる!「霧の彫刻」3部作について

姫路市立美術館では現在、「オールひめじ・アーツ&ライフ・プロジェクト」を実施中。そのうち庭園アートプロジェクトの一環で、中谷芙二子氏を招へいしました。中谷氏は、令和4から6年度の3年間プロジェクトに参加予定。今回姫路市立美術館で発表される作品は、3部作のうち2作目になります。

赤レンガでできた建物の前に突如霧が立ち込め、あっという間に包まれる様子は圧巻!本作は、「無垢の地球」をイメージして製作されました。風や対流に合わせて形を変える霧を眺めているうちに、風景・自然・作品・人が融和した非日常的な世界へといざなわれる気分になります。

霧は1時間につき2回発生する予定

霧は開館時間の10時から17時のあいだ、1時間につき2回発生する予定です。晴天の日は、毎時00分から10分間、毎時30分から5分間霧が発生します。

ただし湿度や天候の都合上、くもり・低温高湿度の日は毎時00分・毎時30分ともに5分間、雨の日と湿度100%の日は中止になります。天気予報を確認のうえ、姫路市立美術館を訪れましょう。

展覧会概要

会期2023年5月3日(水・祝)~2023年11月26日(日)
会場姫路市立美術館
〒670-0012 兵庫県姫路市本町68-25
開館時間10:00~17:00
休館日休日・祝日を除く毎週月曜日、2023年7月18日(火)、
2023年9月19日(火)、2023年10月10日(火)
入館料無料
公式サイトhttps://www.city.himeji.lg.jp/art/0000024133.html