長野県安曇野市にある安曇野市豊科近代美術館では、2024年5月1日(水)から同年6月2日(日)にかけて、春の特別展『貌&象 SILVA MATER―森は母―木下五郎彫鍛金展』を開催。
木下五郎は、1968年から長野県南部の駒ヶ根市に工房を構え、長野の自然と触れ合いながら作品の制作を続けている工芸作家です。2021年には、第59回日本現代工芸美術展で内閣総理大臣賞を受賞しました。
本展では古くから伝わる日本の彫鍛金技法をもとに、天地万物の世界を表現している木下五郎の作品を約60点展示します。
金属の可能性を最大限引き出した作品たち
木下五郎は伝統的な金属加工の技法や金属の切り出し方、錆の発生などを活かし、繊細かつ力強い作品を制作しています。本展覧会では青銅器のような独特の雰囲気がある『霄壌之器 -貌-』をはじめ、さまざまな作品を展示します。
今まで日展や日本現代工芸美術展に出品した作品を繋げた、全長約10mのパノラマ作品は必見。金属工芸の重厚感や迫力と、彫金技術の美しさに触れられる展示内容です。
展覧会の開催に合わせて彫金ができるワークショップを実施!
安曇野市豊科近代美術館では本展の開催に合わせ、銅板でオリジナルの表札を作るワークショップを実施します。使用する金属加工技術は、「彫金」という方法です。鏨(たがね)で少しずつ文字を彫ってくうちに、いつの間にか熱中してしまうかもしれませんね。
対象年齢は小学校高学年以上、参加費は500円、持ち物は軍手・マスク・金づち(持っている人だけ)です。定員は先着10名で、2024年4月23日(火)から電話での受付を開始します。金属を使った作品づくりに興味がある方は、ぜひ体験してみてください。
展覧会概要
会期:2024年5月1日(水)~2024年6月2日(日)
会場:〒399-8205 長野県安曇野市豊科5609-3
安曇野市豊科近代美術館2階
開館時間:9:00~17:00
※最終入館は16:30まで
休館日:5月7日(火)、5月13日(月)、5月20日(月)、5月27日(月)
入館料:一般700円、大学生500円、高校生以下無料
※20名以上の来館で団体料金適用
※障がい者手帳等を提示した方とその付添人1名まで無料