金沢21世紀美術館では、2022年10月1日(土)から2023年3月5日(日)までの約半年間、フランスのアーティストであるイヴ・クラインの世界に焦点を当てた展覧会を開催します。クラインは第二次世界大戦を経験し、わずか34年ほどの短い生涯のなかで数多くの作品を残しました。本展覧会ではクラインの作品と合わせて、クラインの世界と通じるところのある作家の作品も展示します。
「青」をはじめとした色に包まれる展示
イヴ・クラインを象徴する「インターナショナル・クライン・ブルー(IKB)」は、彼が独自に開発した鮮やかかつ深い色合いの青です。クラインは実体がない精神的な世界を表現する色として青を選び、作品のメインカラーとして頻繁に取り入れていきます。本展覧会でも、『人体測定(ANT66)』や『海綿レリーフ(青)RE-42』など、青をふんだんに使用した作品が展示されます。
また本展覧会では、クラインの「青」以外にも大勢の作家による色鮮やかな作品の展示を予定しています。ルーチョ・フォンタナの『空間概念 期待』は、緑色の画面を獣の爪で切り裂いたような作品です。白髪富士子は『無題』で、白い画面を斜めに横切るように、1本の線を描いています。作品に使われている色を通して、作家が見ている世界を垣間見てみましょう。
展覧会関連グッズを販売
金沢21世紀美術館では『時を超えるイヴ・クラインの想像力—不確かさと非物質的なるもの』の開催に合わせ、展覧会関連グッズを販売します。目玉のイヴ・クライン オリジナルノートは、IKB一色の表紙に金箔で小さくロゴを施した無地のB6ノートです。見返しには、クラインの作品にも登場する華やかなピンク色を採用しています。手帳サイズで持ち運びやすく、いつでもどこでもクラインの世界に浸れるおすすめのグッズです。
展覧会概要
会期 | 2022年10月1日(土)~2023年3月5日(日) |
会場 | 金沢21世紀美術館 〒920-8509石川県金沢市広坂1-2-1 |
開館時間 | 10:00~18:00 ※金・土曜日は20:00まで開館 |
休館日 | 毎週月曜日 ※一部日程については開館予定 10月11日(火)、11月1日(火)、12月29日(木)〜1月1日(日)、1月4日(水)、1月10日(火) |
入館料 | 一般1,400円、大学生1,000円、小中高生500円、65歳以上の方1,100円 ※20名以上での来館で団体料金の適用が可能 |
公式サイト | https://www.kanazawa21.jp/ |