東京都目黒区にある東京都写真美術館では、会期を2023年3月3日(金)から同年6月4日とし、展覧会『深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ』を開催。深瀬昌久氏は、北海道生まれの写真家です。1952年に上京し、日本大学芸術学部写真学科に入学。卒業後は就職して宣伝写真を撮り、1960年に初の個展を開催しました。

本展覧会では章を8つに分け、深瀬昌久氏の活動の軌跡を辿れるような構成になっています。出品作品点数は、117点。深瀬昌久氏がレンズ越しに見て、表現しようとした世界を鑑賞しに行きましょう。

ありのままの私生活を写した、深瀬昌久氏の写真

深瀬昌久氏は、写真を撮影する際、身近にある自身の私生活に目を向けました。自身の私生活をじっくりと見つめて撮影した写真作品は、のちに「私写真」と呼ばれ、写真の1ジャンルにまで発展していきます。

本展覧会では、深瀬昌久氏が自身の妻や家族に焦点を当てて撮影した作品を、多数展示します。妻の「洋子」や、「遊戯」「家族」など、被写体・テーマに合わせて、章構成を分けているのも特色の一つです。被写体のありのままの姿を生き生きと写した写真から、深瀬昌久氏の人生のワンシーンを覗いてみてください。

関連イベントとして講演会を2つ実施

東京都写真美術館では、本展覧会の開催に合わせて、講演会を2回実施します。1回目は3月3日(金)に、深瀬昌久アーカイブスのディレクターである、トモ・コスガ氏を招く予定です。2回目の講演会の日程は3月5日(日)で、世界報道写真財団のアマンダ・マドックス氏を招くとのこと。いずれも展覧会の半券を提示すると、無料で参加できます。

展覧会概要

会期2023年3月3日(金)~2023年6月4日(日)
会場東京都写真美術館
所在地〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間10:00~18:00
※木・金は10:00~20:00
休館日毎週月曜日
※2023年5月1日(月)は開館
入館料一般700円、学生560円、中高生・65歳以上350円
※小学生以下は無料
※都内在住・在学の中学生は無料
※障がい者手帳の所有者本人と、その付添人(2名まで)は無料
※年間パスポートの提示者(回数の上限あり)は無料
公式サイトhttps://topmuseum.jp/