大分県大分市にある大分市美術館では、2023年7月22日(土)から同年10月9日(月)にかけて、特別展『ドイツ・ミュンヘン MUCA展 ICONS of Urban Art ~BanksyからKAWSまで~』を開催。

MUCAは、ドイツのミュンヘンに拠点を置く現代アートとアーバン・アートの美術館です。当該分野ではヨーロッパ最大級の所蔵数を誇り、ドイツ国外で展覧会を開催するのは今回が初めて。国際的に活躍するアーティストの作品もたくさん展示され、約40年間の現代アートのムーブメントを体感できる展覧会です。

表現したいテーマや意志を考察したくなる作品群

本展覧会では、制作者が表現したい事柄を考察したくなるような作品がたくさん展示されます。バンクシーの『ブレット・ホール・バスト』は、古代ギリシアの胸像のような彫刻の額に、銃弾を撃ち込んでいる作品です。銃弾を撃ち込むことで、伝統美術の傾向を打破しようとする意志を感じられます。

ヴィルズの『ディスパーサル・シリーズ#14』は、作品の表層を削り取る「スクラッチ」という技法を使用し、人の移動や都市化によって起こる社会の変化を表現。ほかにも作者の意志が反映された作品が多数展示されており、1点1点じっくりと考察しながら鑑賞したくなります。

音声ガイドは自分のスマートフォンから聴ける

本展覧会の音声ガイドは、各自のスマートフォンから聴くことができます。使い方はとても簡単で、「ArtSticker」というアプリをダウンロードして本展の音声ガイドを選ぶだけ。音声ガイドで流れた文章を画面に表示したり、関連作品を探したりもできます。料金は、税込320円です。

事前にアプリをダウンロードしておくと、会場ではスムーズに音声ガイドを聴けますよ。周りの人の迷惑にならないよう、展示室内で音声ガイドを聴くときはイヤホンやヘッドホンを使いましょう。

展覧会概要

会期2023年7月22日(土)~2023年10月9日(月)
会場大分市美術館
〒870-0100 大分県大分市上野865
開館時間10:00~18:00
※最終入館17:30
休館日9月11日(月)、9月19日(火)、9月20日(水)、9月25日(月)
入館料一般1,800円、高大生1,500円、中学生以下無料
※20名以上の団体での来館で200円引き
※前売り券の購入で200円引き
※障害者手帳等の所有者本人とその付添人1名まで無料
公式サイトhttp://mucaexhibition.jp/