東京都港区にある森美術館では開館20周年を記念し、2023年10月18日（水）から2024年3月31日（日）にかけて、企画展『私たちのエコロジー：地球という惑星を生きるために』を開催。
環境問題が世界的な課題になっている今日この頃。本展覧会では現代アートを通して、危機的な地球の状況との関わり方や、未来への可能性を考察します。
世界16カ国・34人のアーティストが集結！アートを通して環境問題を考える
本展覧会では、世界16カ国から34人のアーティストが集結し、それぞれの環境問題に対する思いを込めた作品を展示します。展示室では地球上のモノ・コトは全て繋がっていることを暗喩した作品の展示から始まり、高度経済成長期における環境の変化や、工業化・近代化・グローバル化による世界的な環境汚染の加速、環境危機に直面した先の未来に関する作品が登場します。
展示作品は、社会システムと生態系を関連付けたハンス・ハーケの「海浜汚染の記念碑」、第五福竜丸の被爆事件を題材にした桂ゆきの「人と魚」、生態系に干渉する人間の欲望を表現したモニラ・アルカディリの「恨み言」など、メッセージ性のあるものばかりです。作品を鑑賞しながら作者の想いを推察し、環境問題について深く考えられる展示内容になっています。
アートを通して学び・体験する「ラーニング・プログラム」を開催
森美術館では本展覧会の開催に合わせ、展示を通じて環境問題について考える「ラーニング・プログラム」を開催します。プログラムの種類は、スタッフの説明を受けながら親子で展示室を巡るものや、オンラインで開催するもの、手話によるツアーなどさまざまです。参加するには事前申し込みが必要なプログラムもあるので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
展覧会概要
会期：2023年10月18日（水）～2024年3月31日（日）
会場：〒106-6150 東京都港区六本木6丁目10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
森美術館
開館時間：10:00～22:00
※火曜日は17:00まで
※2024年1月2日（火）・2024年3月19日（火）は22:00まで
※2024年2月27日（火）は16:00まで
※最終入館は閉館時間の30分前まで
休館日：無休
入館料：平日 一般2,000円、学生1,400円、子ども800円、シニア1,700円
土・日・休日 一般2,200円、学生1,500円、子ども900円、シニア1,900円
※事前予約推奨